一般社団法人日本電解水協会の検証結果(8/27)に関する見解

8月27日に一般社団法人日本電解水協会より発表された資料によると、有効塩素濃度35ppm以下の25、30ppmの次亜塩素酸水においても新型コロナウイルスの不活性化の可能性が確認されました。

発表内容概要と減少率(蒸留水対比、弊社試算)
図1 次亜塩素酸水(電解型)のSARS-CoV-2不活化効果
・強酸性(30ppm、1分):99.99%
・弱酸性(30ppm、1分):99.94%
・微酸性(塩酸、30ppm、1分):99.92%
・微酸性(塩酸+塩、30ppm、1分):99.49%

図2 次亜塩素酸水(電解型)のSARS-CoV-2不活化効果
・微酸性(塩酸、25ppm、1分):99.68%
・微酸性(塩酸+塩、25ppm、1分):99.00%
・微酸性(塩酸、25ppm、3分):99.00%
・微酸性(塩酸+塩、25ppm、3分):98.41%

図3 電解次亜水のSARS-CoV-2不活化効果
・電解次亜水(50ppm、1分):99.68%
・電解次亜水(80ppm、1分):99.99%
・電解次亜水(50ppm、3分):99.98%
・電解次亜水(80ppm、3分):99.99%

本検証においてはウイルス液1に対して次亜塩素酸水19の比率で混合、反応させています。ウイルス液自体が有機物であり、次亜塩素酸水の有効性を阻害する物質として作用します。対象の次亜塩素酸水の塩素濃度が低くなると、ウイルスに作用する前に有機物に反応し有効性が低下することになります。図2に示すとおり、実際に微酸性電解水(塩酸のみ)の30ppmで99.92%の不活化状態を確認したものが、25ppmではわずか5ppmの差で効果が99.68%で約1/10に低下しています。

弊社においては本検証結果は「次亜塩素酸水の有効塩素濃度の下限値を言及するものではなく、次亜塩素酸水は35ppm以下の低濃度でも有効な可能性があるが、有機物の除去を行ってから使用することが必須である。」という事を示す結果であると考察いたします。

まさに弊社の「まずは、キレイに」宣言どおりの結果です。

・アルカリ性電解水で有機物を除去し、酸性電解水(次亜塩素酸水)で除菌。
もしくは
・酸性電解水(次亜塩素酸水)で2度拭きする。(1回目有機物の物理的除去、2回目除菌)

ひきつづき「まずは、キレイに」宣言を推奨してまいります。

以上

 別紙:JEWA0827TECH追記資料

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